カテゴリー: スペインワイン

  • サン・バレンティン ガルナッチャ

    トーレスのサン・バレンティンからガルナッチャです。
    3代目のオーナーが奥様のために作ったというサン・バレンティン。

    明るめのルビーレッドです。
    熟感のあるブラックベリーのフルーティーなアロマ、スパイシーなアロマはほのかにクローブが香る程度で控えめ。酸味はまろやかで、甘みは控えめ、タンニンは緻密で渋みは抑制的。全体的にフルーティーさが印象的なミディアムボディーのワインです。

    ヴィンテージ2021
    アルコール度数13.5%
    生産地スペイン カタルーニャ
    品種ガルナッチャ
    添加物酸化防止剤(亜硫酸塩)、安定剤(アカシア)
    製品情報
    甘み
    弱い
    強い
    酸味
    弱い
    強い
    アロマ
    スパイス
    フルーツ
    タンニン
    少ない
    多い
    ボリューム
    ライト
    フル
  • ビーニャ・エスメラルダ ロゼ

    トーレス ビーニャ・エスメラルダのロゼ。
    色がきれいでラベルのデザインも良く、ビジュアル的にも素敵なワインです。

    ブランコと同じく、これからの季節にピッタリの夏イメージのワインです。

    色は淡いサーモンピンク、光の反射がきれい。
    ラズベリーやすぐりの赤果実のアロマ、甘みを感じさせるアプリコットのアロマ。
    フローラルやシトラス系の爽やかなニュアンスもあり魅惑的。

    心地よい爽やかな酸味は、ほのかな甘味と調和が取れているので、普段はあまりワインを飲まない人もおいしく飲めると思います。
    意外と余韻があって、ほんのり苦みも感じる繊細なワインです。

    冷やして飲みたいワインですが、あまり冷やすと香りが立ちにくい。
    教科書的には8~10℃ですが、軽めの肉料理なら高め、お魚系なら低めにしたいかな。
    私はリッチ風味にしたポジョ・ア・ラ・カタラーナでいただきました。

    ヴィンテージ2022
    アルコール度数12.5%
    生産地スペイン カタルーニャ
    品種ガルナッチャ
    添加物酸化防止剤(亜硫酸塩)
    製品情報
    甘み
    弱い
    強い
    酸味
    弱い
    強い
    アロマ
    スパイス
    フルーツ
    タンニン
    少ない
    多い
    ボリューム
    ライト
    フル
  • 【生き生きした酸味のアルバリーニョ】パソ・ダス・ブルーシャス

    スペインの土着品種 アルバリーニョです。
    DOリアス・バイシャスのラベル表示はいくつか認められている表示方法があります。

    パソ・ダス・ブルーシャスのラベル表示は、リアス・バイシャス・アルバリーニョです。
    これはアルバリーニョ100%のワインに認められる表示です。

    ・鱈のトルティージャ
    ・オリーブのアンチョビ巻き
    ・ホタテとトマトソースのパンタパス

    ワインメディアの評価も高い パソ・ダス・ブルーシャス

    パソ・ダス・ブルーシャスはワインメディアの評価も高いです。
    値段は3,000円以下なのでコスパも良いね。

    • Peñín 89pt
    • Wine Enthusiast 92pt
    • Wine Spector 89pt
    • James Suckling 90pt

    お魚によく合うドライな白ワイン

    色は少し緑がかったイエローです。
    白桃のリッチな果実香、パイナップルのトロピカルフルーツ、グレープフルーツの爽やかなシトラス系のアロマ。とても華やか。

    アタックは滑らかです。
    アルバリーニョらしいフレッシュで生き生きとした酸味と穏やかな甘味。

    ミネラリーで塩気が特徴的でキレのあるドライなワイン。[pcbr]余韻は中程度ですが、酸と塩気が持続します。

    ドライが好きな人にはおすすめのワインです。
    リアス・バイシャスのアルバリーニョは海のワインと言われるので、[pcbr]特に魚介類との相性が抜群です。[pcbr]私も決め打ちで料理のメニューを決めました。

    ヴィンテージ2022
    アルコール度数13%
    生産地スペイン リアス・バイシャス
    品種アルバリーニョ
    添加物酸化防止剤(亜硫酸塩)
    製品情報
    甘み
    弱い
    強い
    酸味
    弱い
    強い
    アロマ
    スパイス
    フルーツ
    タンニン
    少ない
    多い
    ボリューム
    ライト
    フル
  • サングレ・デ・トロ レッドブレンド リミテッド

    色は淡めのルービー色で、外観からはフレッシュな印象。[pcbr]甘めの熟れた感じがあるジャムのアロマとクローブのスパイシーなアロマ。

    アタックはソフトです。
    酸味は控えめで優しく、甘みも穏やかで、タンニンも控えめで粗さはない。
    全体的に小ぶりで飲みやすいライトワイン。

    ワインを飲み慣れてない人にはクセのない味で飲みやすいと思いますが、[pcbr]飲み慣れている人にとっては少し物足りないかもしれません。
    冷やして飲むといいかなと思います。

    塩唐揚げといただきました

    ヴィンテージ2021
    アルコール度数13.5%
    生産地スペイン
    品種ガルナッチャ主体
    添加物酸化防止剤(亜硫酸塩)、安定剤(アカシア)
    製品情報
    甘み
    弱い
    強い
    酸味
    弱い
    強い
    アロマ
    スパイス
    フルーツ
    タンニン
    少ない
    多い
    ボリューム
    ライト
    フル
  • トーレスの夏ワイン!ビーニャ・エスメラルダ ブランコ

    おそらく大多数の人にとっての夏ワインだと思います。
    飲んでから、飲んでからですよ、このトーレスのサイトを見てほしいです。
    きっと飲んだ印象とマッチすると思います。

    色は緑がった黄色です。
    モスカテルなのでマスカット、トロピカルフルーツやライチのアロマ。
    品種的にもザ・果実味で、甘美なアロマが特徴的です。

    アタックはとても滑らかで、穏やかなスッキリとした酸味。
    甘みはそれほど強くはないので、甘口と言えるほどでもない。
    でも辛口と言うほどでもない。
    蜂蜜を感じる甘美なフィニッシュ。

    おいしいワインですが、食事に合わせるのは難しいかもしれない。
    アロマティックな品種のブレンドなので、ワイン単体でアロマを楽しむのがいいかも。
    私はデザートワインとして楽しみました。

    ヴィンテージ2022
    アルコール度数11.5%
    生産地スペイン カタルーニャ
    品種モスカテル、ゲヴュルツトラミネール
    添加物酸化防止剤(亜硫酸塩)
    製品情報
    甘み
    弱い
    強い
    酸味
    弱い
    強い
    アロマ
    スパイス
    フルーツ
    タンニン
    少ない
    多い
    ボリューム
    ライト
    フル
  • サングレ・デ・トロ レゼルバ

    トーレスのデイリーワイン、サングレ・デ・トロのレゼルバです。
    テンプラニーリョとカベルネ・ソーヴィニヨンのレゼルバもあるようです。
    でも、売ってるところが見当たらない。

    色はルビー色です。
    ブラックベリーやカシスの黒果実、シナモンのスパイシーなアロマと樽由来のバニラ。

    アタックはやや強め。
    酸味は樽由来のバニラやスパイシーな風味とバランスが取れている。
    甘みは控えめで、タンニンは中程度で細やか。

    すごく淡白なテイスティング結果なんです。
    ガルナッチャ、カリニャン、シラーは、スペインワインの代表的なブレンドです。
    だから、飲んでる数も多いのですが、
    これはトーレスっぽくない平均的なところに着地してるような印象です。

    なんかトーレスっぽくない気がする

    ビーニャ・エスメラルダやサン・バレンティンのブランコのように、トーレスは安いワインでも個性を感じます。

    ワインにコンセプトがあって、狙っとるなぁと思うんですよ。[pcbr]これらのワインを飲むとやっぱりトーレスやのぉと幸せな気分になる。

    そこそこ果実味が豊富で、そこそこスパイシー、そこそこ渋いんです。
    だから、おいしいですよ。
    でも、私のトーレス感とはちょっと違った印象でした。

    ヴィンテージ2019
    アルコール度数14.5%
    生産地スペイン カタルーニャ
    品種ガルナッチャ、カリニャン、シラー
    添加物酸化防止剤(亜硫酸塩)
    製品情報
    甘み
    弱い
    強い
    酸味
    弱い
    強い
    アロマ
    スパイス
    フルーツ
    タンニン
    少ない
    多い
    ボリューム
    ライト
    フル
  • ビーチで飲みたい!サン・バレンティン スペシャルエディション ホワイト

    これはラベル買いしちゃうでしょ。
    買っちゃっていいです!

    お値段は1,285円なのですが、これはオススメのコスパワインですね。
    すごく高く評価してますが、この値段なら4以上をつけたいです。

    輸入元はエノテカですが、フェリシティーが安いです。[pcbr]アマゾンでは売ってないので、リンクは表示しておりません。

    トーレスの3代目が妻へのバレンタインのプレゼントとして作ったらしいです。
    もちろん、甘めなんです。

    夏、ビーチ、ビキニなワイン

    ワインの紹介はシンプルに書くように心がけていて、どんなアロマか、甘み、酸味など味わいと程度が分かればいいと思っています。

    基本的に余計なことは書かないようにしてるのですが、このワインを飲んだときはビーチで飲みたいと思って余計なことを書いてます。

    冷やしてビーチで飲みたい

    夏はスッキリ辛口な人も多いと思いますが、私は海では少し甘めの白ワインが好きですね。
    大多数の人の夏ワインは、ビーニャ・エスメラルダ ブランコだと思います。

    ダイビングをするのですが、だいたい1日3本潜ります。[pcbr]ボートでダイブショップに帰ってきて、シャワー浴びたりしてると夕方4時ぐらい。
    ちょっとお疲れなので、少し甘めのワインの方が好きなんです。

    ビーチで夕日を見ながらサンドイッチで飲みたいなと思います。
    野菜とよく合います。

    トマトマリネと野菜の天ぷらで

    アロマティックで果実味が豊かなワイン

    色は緑がかった黄色で、色調からもフレッシュさがうかがえます。

    パレリャーダらしくアロマティック。
    とてもフルーティーで花梨やマスカットの熟感を感じさせつつも爽やかさを併せ持つ。
    アカシアの優しいアロマもフローラルなパレリャーダらしい。

    アタックはやさしくスムーズに入ってきます。
    酸味は控えめで柔らかく、甘みが豊かで口の中にマスカットが広がります。
    マスカットはムスクから来てるぐらいなので、とてもアロマティックなワインと思います。

    ほんの少し苦みがありますが、この苦みが甘口ながら味を引き締めています。
    しっかり冷やして飲むのがおすすめです。

    ライトで飲みやすい甘口のワインですが、ただ軽いだけのワインではありません。
    アロマティックで甘みもあり、ほんの少し苦みもある。
    名前がバレンタインだけありますね。

    トーレスめ、憎いなぁ

    ヴィンテージ2022
    アルコール度数11.5%
    生産地スペイン カタルーニャ
    品種パレリャーダ、ガルナッチャ・ブランカ
    添加物酸化防止剤(亜硫酸塩)
    製品情報
    甘み
    弱い
    強い
    酸味
    弱い
    強い
    アロマ
    スパイス
    フルーツ
    タンニン
    少ない
    多い
    ボリューム
    ライト
    フル
  • マス・ラ・プラナ

    今回は各ワインメディアで評価の高いマス・ラ・プラナ 2018です。

    スペインの赤はテンプラニーリョ、ガルナッチャのイメージだと思いますが、[pcbr]これはDO ペネデスでシングルビンヤードのカベルネ・ソーヴィニョン レゼルバです。

    トーレスのフラッグシップで、スペインのカベルネ・ソーヴィニョンではトップクラス。

    いつものようにお安くはないのですが、*1スペインの一般消費者価格 (Precio de Venta al Público)€76.15に比べると8,250円は割安と言ってもいいでしょうね。

    *1 スペインワイン専門メディア Peñín より

    楽天市場のリンク FELICITYが8,250円で一番安く、輸入元のエノテカ、アマゾンは10,000円を超えます。

    マス・ラ・プラナ 各ワインメディアの評価

    各ワインメディアの評価を見て見ましょう。
    とても良いスコアを取っていますね。

    今回飲んだビンテージは2018ですが、その他のビンテージも90pt以上を取っています。
    安定した高品質のワインと言えるでしょう

    • Peñín 93pt
    • WIne Advocate (Robert Parker) 93pt
    • Wine Enthusiast 95pt
    • James Suckling 94pt

    Peñínは知名度が高くないですが、スペインのスペインワイン専門メディアです。

    さすがにスペインワインのテイスティング数が他のメディアよりダントツで多いです。
    スペインワインに興味がある人は、ぜひチェックしてみてください。[pcbr]サイトもおしゃれ。

    テイスティングはタブレットです

    マス・ラ・プラナ 飲んでみようぞ

    澄んでいて輝きのあるダークチェリーレッド。
    アルコール度数は14.5%、やっぱり粘性は強めですね。外観からも濃厚な印象。

    凝縮感のあるラムレーズンやブラックチェリーのアロマに、黒コショウのスパイシーなニュアンスとバニラ、チョコレート、鼻から抜けるシガーのアロマとなかなか複雑。[pcbr]第3アロマまでしっかり楽しめる。

    アタックはやや強め。
    酸味は柔らかく丸みがあり、尖った印象がまったくない。[pcbr]甘みは穏やかながら深みがあり、タンニンはしっかりで緻密。
    苦みは控えめで余韻は長めです。

    味わいは豊かで上品にまとまっているワインです。[pcbr]開栓直後でフルスペックな印象で、寝かせるのはどうかなと思います。

    ヴィンテージ2018
    アルコール度数14.5%
    生産地スペイン ペネデス
    品種カベルネ・ソーヴィニョン
    添加物酸化防止剤(亜硫酸塩)、安定剤(アカシア)
    製品情報
    甘み
    弱い
    強い
    酸味
    弱い
    強い
    アロマ
    スパイス
    フルーツ
    タンニン
    少ない
    多い
    ボリューム
    ライト
    フル
  • マルケス・デ・リスカル ティント レゼルバ

    ひとりぐらしでワイン飲みたい。
    でも、フルボトルはちょっと多いかなと思う人もいるでしょう。

    だから、ハーフボトルを集めた記事を書きたくて、少しずつ買ってみよかなと思っています。

    第1弾でマルケス・デ・リスカル ティント レゼルバのハーフ (375ml)を買ってみました。

    やはり割高だと思いますが、週に1回で量も飲まない人にとっては、ハーフボトルも選択肢に入るのかなと思います。
    あとは、ゴミがコンパクトになりますね。

    ハーフボトルはコスパ面では不利

    ほとんどのワインは、価格と品質の均衡がとれています。海外の販売価格と比較しても、まぁそれぐらいだよねという価格で売ってます。
    ハーフボトルは、この均衡が崩れます。

    なんでもリンクを貼ろうとは思わないけど、おすすめではあるんですよ。
    ただ、ちょっと注意ですね。

    おいしいのでおすすめですが、すぐに飲みたい人は避けたほうがいいと思います。
    それと、買うならフルボトルです。

    フルボトル (750ml) は2,723円、ハーフボトル (375ml) は2,194円です。
    ハーフボトルはコスパが悪くなります。

    ハーフボトル特集計画、いきなり挫折やん

    やや曲者 マルケス・デ・リスカル ティント・レゼルバ

    ハーフボトルでも網巻きスタイルです。
    紐ではなくてワイヤーなので、手で切ろうとしてはいけません。
    緩めて隙間から下にずらしてください。

    まずはクンクンしてみましょう

    色は赤茶色とまではいかないけど、青みはなく深めのチェリーレッド。
    クローブやナツメグのスパイシーなアロマだけど、フルーツは閉じている印象を受けます。
    あぁこれは..と思いながら、テイスティ…

    すっぱ。

    アタックは強いです。
    酸味は鋭いエッジがあり、強く出ています。
    加えてタンニンもなかなかの渋さです。

    ハーフボトルを明日まで待たされるのは嬉しくありません。
    という感じなので、

    ティント・レゼルバをデキャントする (洗うのが面倒くさい)

    カシス、ブラックチェリーの香りが立ってきました。[pcbr]エッジのある酸味は落ち着き、深みのある甘みも出てきました。

    マイルドになった渋み、酸味と甘みのバランスが取れたこともあり心地よく。
    少し苦みが伴う長めの余韻も味わいに厚みを持たせています。[pcbr]おいしいです。

    ヴィンテージ2018
    アルコール度数14%
    生産地スペイン リオハ
    品種テンプラニーリョ、グラシアノ
    添加物酸化防止剤(亜硫酸塩)
    製品情報

    甘み
    弱い
    強い
    酸味
    弱い
    強い
    アロマ
    スパイス
    フルーツ
    タンニン
    少ない
    多い
    ボリューム
    ライト
    フル
  • スペインワインの有名ワイナリー トーレスのワインを飲む

    スペインワインを飲んでみよかなと思っている人に、とても有名なワイナリー トーレスのワインを紹介します。

    ワイナリーのいろいろは後にして、早速ワインの紹介をしていきます。

    トーレスはスペインの超有名なワイナリーですが、1,000円台から10,000円以上のワインまで幅広いラインナップがあります。

    スペインワインらしく、低価格帯のコスパがとてもよいのでおすすめです。特にセットで買うと割引があるのでおすすめです。

    スペイン 超有名ワイナリートーレスのワイン紹介

    デイリーワイン サングレ・デ・トロ 5種類のセット

    エノテカ楽天市場店で売ってるキング・オブ・スペイン トーレスのデイリーワイン、サングレ・デ・トロの送料無料5本セットです。

    いろんなワインの味わいが楽しめるセットで、あっさりした和食からお肉まで合わせられるデイリーワインのセットです。

    サングレ・デ・トロは、エノテカの公式サイトによると、3秒に1本売れてるワインだそうです。

    公式オンラインには3本セットと単品を売ってますが、どちらも送料がかかるので楽天市場店の5本セット (1本あたり1,364円) がおすすめです。

    エノテカ楽天市場店で売ってるサングレ・デ・トロ 送料無料5本セットの内容は、エッセンシャル・シリーズの中からオリジナル、テンプラニーリョ、ロゼ、ブランコの4種類とスパークリング・ブリュットです。

    スパークリング・ブリュット

    色は明るいイエローです。
    シトラスやライムのフレッシュな柑橘系のアロマが爽やかです。

    甘味は控えめで、さわやかな酸味が若々しさを感じさせるドライなスパークリングです。
    泡立ちは細かく、短い余韻の中にほのかな苦味を感じます。
    バランスが取れていて飲みやすいです。

    ヴィンテージNV
    アルコール度数11.5%
    生産地スペイン
    品種パレリャーダ、ガルナッチャ・ブランカ
    添加物酸化防止剤(亜硫酸塩)
    甘み
    弱い
    強い
    酸味
    弱い
    強い
    アロマ
    スパイス
    フルーツ
    発泡性
    少ない
    多い
    ボリューム
    ライト
    フル

    オリジナル (赤)

    色は明るめのルビー色で、少し青みを感じるブルーベリーのシンプルなアロマです。アタックははっきりしてますが、酸味と渋味で少し唐突な感じを受けました。

    シャープで少し尖った酸味、甘みはかなり控えめです。タンニンは渋みが少し強く、舌に残る粗さも感じます。

    ヴィンテージ2021
    アルコール度数13.5%
    生産地スペイン
    品種ガルナッチャ、カリニェナ
    添加物酸化防止剤(亜硫酸塩)、安定剤(アカシア)
    甘み
    弱い
    強い
    酸味
    弱い
    強い
    アロマ
    スパイス
    フルーツ
    タンニン
    少ない
    多い
    ボリューム
    ライト
    フル
    2日目は落ち着きが出て来ます

    開栓直後は落ち着きがない感じがします。
    あまりワインを飲まない人は、酸味と渋みで酸っぱい印象を持つかもしれません。
    分かりやすく言いますと、ほっぺたがキューってなる感じです。

    早めに開栓したほうが無難でしょう。
    ほっぺたキューっを感じるようならデキャンタするのもありです。

    2日目は落ち着いて来ます。
    アロマも熟感が感じられるようになり、酸味も丸みが出て来ます。

    テンプラニーリョと同時に開けて飲み比べるとよいです。あまりワインを飲まない人も違いが分かると思います。

    2本同時に開けるのは嫌な人が多いですけど、オリジナルは置いたほうがいいと思うので問題ありません。

    テンプラニーリョ (赤)

    おいしいです。
    色はオリジナルほど明るくはなく、紫の色調がやや強めです。ブラックベリーやプルーンの熟した黒果実とバナナの印象的なスイートなアロマです。

    アタックはスムーズで、柔らかい酸味です。
    甘みは強くありませんが、アルコール分が14%と高いので、まろやかな甘みを感じます。

    細やかなタンニンが柔らかめのテクスチャーを演出しています。余韻は短くはなく、適度な渋みとアフターテイストを楽しめます。

    甘い香りと書きましたが、味わいで甘みが突出している訳ではなく、全体的にまろやかでバランスが取れています。

    タンニンはありますが、精緻とまではいかないものの、細やかなので飲みやすく感じると思います。1本あたり1,364円はお値打ちだと思います。

    ヴィンテージ2022
    アルコール度数14%
    生産地スペイン ラ・マンチャ
    品種テンプラニーリョ
    添加物酸化防止剤(亜硫酸塩)、安定剤(アカシア)
    製品情報
    甘み
    弱い
    強い
    酸味
    弱い
    強い
    アロマ
    スパイス
    フルーツ
    タンニン
    少ない
    多い
    ボリューム
    ライト
    フル
    ステーキとテンプラニーリョ

    ロゼ

    色は明るめのピンクで赤は少なめです。
    イチゴやラズベリーのフルーティーな赤果実の中にグレープフルーツのシトラス系アロマのニュアンスを感じます。

    アタックは瑞々しく、酸味が広がります。
    はっきりした酸味で持続性があり、甘みは控えめでドライなフレーバーです。
    少し苦みを感じる短めの余韻です。

    ヴィンテージ2022
    アルコール度数12.5%
    生産地スペイン
    品種ガルナッチャ、カリニェナ
    添加物酸化防止剤(亜硫酸塩)
    甘み
    弱い
    強い
    酸味
    弱い
    強い
    アロマ
    スパイス
    フルーツ
    タンニン
    少ない
    多い
    ボリューム
    ライト
    フル

    ブランコ (白)

    色は淡く黄色が主体ですが、少し緑も入っています。青りんごや花梨のフルーティーなアロマで熟れた感じより青みがあるイメージです。

    柔らかいアタックと同調するような穏やかな酸味、甘みは控えめです。
    余韻は短く、少しミネラルを感じます。

    すっきりフレッシュで飲みやすいライトボディですが、味わい全体が控えめで輪郭がはっきりしない印象が残りました。

    あっさり系の料理に合うワインだと思います。野菜系の和食とか、炊き込みご飯と相性がよさそうです。昼飲みやピクニックに持って行くのもよいと思います。

    ヴィンテージ2021
    アルコール度数14%
    生産地スペイン ウクレス
    品種テンプラニーリョ
    添加物酸化防止剤(亜硫酸塩)、安定剤(アカシア)
    甘み
    弱い
    強い
    酸味
    弱い
    強い
    アロマ
    スパイス
    フルーツ
    タンニン
    少ない
    多い
    ボリューム
    ライト
    フル

    アルトス・イベリコス

    アルトス・イベリコスにはレゼルバとクリアンサの2種類があります。

    どちらもDOCa. リオハのワインです。特産原産地呼称ワインで、DO (原産地呼称ワイン)の中から厳しい基準で昇格が認められたワインです。現在、DoCa.はリオハとプリオラートの2つだけです。

    DOCa (Denominatión de Origen Calificada) 記載があります

    レゼルバやクリアンサは熟成期間による格付けで、3つの格付けがあります。

    グラン・レゼルバは60ヶ月以上 (うち樽熟成が18ヶ月以上) 、レゼルバは36ヶ月以上 (うち樽熟成が12ヶ月以上) 、クリアンサは24ヶ月以上 (うち樽熟成が6ヶ月以上)です。
    いずれも赤ワインの場合で、白ワインは熟成期間の規定が異なります。

    アルトス・イベリコス・クリアンサ 【おすすめ】

    こちらも低価格帯のワインですが、サングレ・デ・トロより少しだけお高めです。

    トーレスのサイトでは、「柔らかなタンニンと果実味が豊かな現代的な赤ワイン」「とりわけ、赤身肉、脂身の多い魚、チーズ、様々な種類のハムやソーセージなど、新鮮な素材を使ったタパスと合う」とのことです。

    参考:トーレス公式サイト Altos Ibéricos: A New Take on La Rioja (英語)

    私はローストビーフやエスカべーチェと合わせました。ローズトビーフはよく合います。

    ラベルもおしゃれ

    よく香るおいしいワインです。

    色は青みが薄れ、赤みが増した深みのあるルビー色。開栓してグラスに注ぐ時点でラムレーズンのアロマがふわっと香ります。
    香りを取りに行くと、バニラとシナモン、オーク、少しスモーキーな香り。

    アタックはとても滑らかです。
    丸みのある酸味で甘みは控えめ、タンニンはきめ細かく滑らかです。
    余韻は中程度、後味に少し苦みを感じますが、それが味わいに深みを与えています。
    全体的に柔らかでバランスが良く、味わいもしっかりしているフル寄りのミディアムです。

    セット売りは見たことはなく、単品で2,000円台前半なので十分コスパです。おすすめです。

    ヴィンテージ2019
    アルコール度数14%
    生産地スペイン リオハ
    品種テンプラニーリョ
    添加物酸化防止剤(亜硫酸塩)、安定剤(アカシア)
    製品情報
    甘み
    弱い
    強い
    酸味
    弱い
    強い
    アロマ
    スパイス
    フルーツ
    タンニン
    少ない
    多い
    ボリューム
    ライト
    フル

    トーレスはスペインを代表するワイナリー

    1870年にペネデスでハイメとミゲルの兄弟がワイン生産を始めました。ハイメは1860年にキューバに移住して、海運業などでキューバで財を成しました。

    その後、カタルーニャに戻り、ワイン生産を行っていた兄のミゲルと1879年にトーレス社を設立しました。

    トーレスの事業は、ミゲルの息子であるフアン・トーレス・カザルスに引き継がれます。

    そして、ファンから息子のミゲル・トーレス・カルボ、ミゲル・アグスティン・トーレス・リエラ、5代目のミレイア・トーレス・マクザセックに引き継がれていきました。

    創立者のひとりであるハイメがキューバに移住するような海外志向だったからか、海外展開に力を入れてきたワイナリーです。

    1979年にはミゲル・アグスティン・トーレス・リエラが、ミゲル・トーレス・チリを設立、1989年にはカリフォルニアに土地を取得、現在では世界的なワイナリーになりました。

    環境保護にも力を入れている

    トーレスは環境保護にも力を入れているワイナリーです。2008年にトーレス&アース・プログラムを立ち上げ、CO2排出削減など環境への取り組みや子供のためのシェルターなどのプログラムを強化しています。

    高品質でリーズナブルなワインで人気

    ミゲル・アグスティン・トーレス・リエラの時代にトーレスのワインが大きく飛躍しました。

    フランスで醸造学を学んだ彼は、フランス品種を導入し、パリ・ワイン・オリンピックで優勝を勝ち取りました。

    彼はマス・ラ・プラナやミルマンダなどのワインも生み出しました。高い品質は現在まで受け継がれています。

    受賞歴が多いトーレスのワイン

    トーレスは品質の高いワインを生産することで知られており、Decanter World Wine AwardsやInternational Wine Challengeなどで数多くの受賞歴があります。

    例えば、マス・ラ・プラナやレゼルバ・レアル、ラ・カウザ・ナランホ (ミゲル・トーレス・チリ)でDecanter World Wine Awardsのプラチナを受賞しています。

    ワイナリーとしては、イギリスのドリンクス・インターナショナル誌が選ぶ2024年の世界で最も賞賛されるワインブランドで第1位を獲得しています。

    スペインワインらしくリーズナブル

    品質が高いワインを手頃な値段で買えるので、スペインワインはコスパがよいと言われます。

    最高級シリーズであるシングル・ヴィンヤードのマス・デ・ラ・ロサは、セールで7,700円で売ってたりします。(ビンテージによっては、€500 約80,000円ぐらいの値段がついてます)

    Peñinが92点を付けてるクロス・アンセストラル 2022が€16.75 (約2,500円)で売ってます。

    高い品質のワインを作り続けているトーレスですが、幅広い価格帯のラインナップが用意されています。
    その中でも140カ国以上で飲まれているのが、デイリーワインのサングレ・デ・トロです。

    サングレ・デ・トロ シリーズの魅力

    サングレ・デ・トロ にはいくつかの種類があります。シリーズには低アルコールやノンアルコールもあり、2018年にはヴィーガン認証を取得しています。

    サングレ・デ・トロは、サッカー スペイン代表の公式ワインでもあります。スペイン代表の愛称はLa Roja (the red)です。サングレ・デ・トロは、雄牛の血という意味なので、やっぱりLa Rojaです。

    サングレ・デ・トロの歴史と名前の由来

    1954年にコストパフォーマンスに優れ、圧倒的な個性を世界中のグラスで表現することを目的に作られました。

    10年後にはレゼルバを投入しています。1990年には100カ国以上の国で販売されるようになりました。

    カタルーニャ州のペネデスで生産されています。ワイン生産の歴史は古く、ローマ時代にまで遡ると言われており、トーレスの本拠地と言ってもいいでしょう。

    創業者のひとりであるミゲル・トーレスはこの地で現代的なワイン生産に励みました。スペインでも早くからステンレスタンクを使うなど、ワイン改革に熱心な土地柄です。

    名前の由来

    サングレ・デ・トロは雄牛の血を意味しますが、ギリシャ神話のお酒と豊穣の神バッカス (ディオニュソス) に由来すると言われています。

    この時代のお酒はワインなので、ワインの神様とも呼ばれます。古代ギリシャ人はぶどうの木が生えてるところは、バッカスが通った場所と信じていたそうです。

    バッカスは別名雄牛の子と呼ばれていたことから、ミゲル・トーレスはワインにToro(雄牛)の名前を付けたと言われています。

    では、血はどういうことなのかと考えてしまいます。単に赤いからなのか。
    闘牛で力尽きた勇敢な雄牛が流した血にインスパイアされたなど、諸説あってはっきりしないのですが、おそらく闘牛は関係あるのかなとは思います。

    テンプラニーリョ主体の赤・白・ロゼの3種類

    ペネデスは赤、白、ロゼはもちろん、ぶどうの品種も多い地域でバラエティー豊かなワインを生産する地域でもあります。

    サングレ・デ・トロも赤、白、ロゼ、スパークリングと豊富なラインナップが揃っています。

    • レゼルバ
      ガルナッチャとシラー、カベルネ・ソーヴィニョン、テンプラリーニョの3種類あります。
    • スパークリング ブリュット
      カバ・ブリュットがなくなってしまい、後継がスパークリング・ブリュットです。
    • エッセンシャル
      スペシャルセレクション、リオハ、オリジナル、テンプラニーリョ、ロゼ、ブランコ、ベルデホの7種類あります。
    • 低アルコールとノンアルコール
      0,0 オリジナル、5,5 ティント、0,0 ロゼ、0,0 ブランコ、5,5 ブランコの種類です。
      0,0はノンアルコール、5,5はアルコール5%です。

    ひとりぐらしやギフトにもおすすめ

    ひとりぐらしでフルボトル (750ml)は多いと感じる人もいると思いますが、オリジナルやブランコはハーフボトル(375ml)も売っています。

    ただし、ハーフボトルはサングレ・デ・トロに限らず、送料も含めて割高になります。

    安くておいしいワインなので、ギフトにもおすすめです。ボトルに牛のアクセサリーがついているので、プレゼントにもかわいくておすすめです。

    女子にプレゼントするなら、ピンクの牛がついたロゼもよいでしょう。